音と紅茶の時間

音楽と恋の話、想い出話、今の心模様に、紅茶を添えて。

カフェラテ十三分間

キミがいつものようにレーズンパンをかじっているころ、もそもそと起き出して、キッチンに向かう。

ケトルのお湯は一度沸いて温まっている。もう一度火にかけて、沸騰させている間に、マグカップを棚から取り出し、ドリップコーヒーの封を切り、セットする。コーヒーの粉の上に、スティック一本分の砂糖をのせる。邪道だな、と思いながら。

無造作にお湯を注ぎ、カップからフィルターを外したら、冷蔵庫から取り出した紙パックから牛乳を適当に注ぐ。

はい。と、テーブルにカフェラテのカップを置くと、キミはとても嬉しそうにする。

忙しくて入れられなかった日は、今日はカフェラテ飲めなかったって、出かける前にちょっとだけ残念そうに言うから、明日も入れてあげたいと思う。

私がキミにしてあげていることはそれくらいだけど。

それでキミが嬉しいのなら、おやすいごようさって思う。

お願いされた訳でも、誓った訳でもないけれど、キミのために使う朝の三分間と、キミがカフェラテを飲みながらPCを眺める十分間が、私たちのささやかないつもの約束。

♪ こちらもどうぞ ♪

好き嫌いと大人になること トマトは、私にとって、好きでも嫌いでもない食べ物だ。 そもそも、野菜か果物かも、はっきりしないし。 夫はトマトが大好きで、子供たちも、ミニトマトは食べるし、 手軽に摂れる新鮮な栄養源なので、 食卓にはよく上がっている。 トマトソースの酸...
無水鍋のスポンジケーキ ~たべものエッセイ~ ***** 私が小さい頃、母は、いつも無水鍋でケーキを焼いてくれた。 はかりにチラシをのせて、砂糖と小麦粉を量る。 ざるでふるうのは、子供の私の仕事。 18㎝のケーキ型には、マーガリンを塗って、小麦粉を薄く...
母のクリームワッフル 南部鉄器ワッフル型 小学校が早く終わった日や お休みの日には、 ときどき、母がワッフルを焼いてくれた。 いまどきのベルギーワッフルではなく、 小判型の柔らかい厚い皮を二つに折って、 カスタードクリームを挟んだもの。 ***** まず...
栗ごはん ~たべものエッセイ~ ***** 栗は買ったり頂いたりしたら、すぐに加熱調理しないと、 あっというまに中で虫が大きく育ち、虫食いだらけになってしまう。 今日は、栗ごはん、という日は、母は真剣だった。 茶色のつやつやのたくさんの栗...
クリームソーダ ~たべものエッセイ~ ***** 外食、それは私の憧れ。 節約を重ねていた我が実家。 たまに五人で行くのはラーメン屋さん。 帰りにもらうペコちゃんのペロペロキャンディーが とびきりのごちそう。 洋食屋さん、レストランというところ...

♪ Pick up items ♪ スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です