音と紅茶の時間

音楽と恋の話、想い出話、今の心模様に、紅茶を添えて。

カフェラテ十三分間

キミがいつものようにレーズンパンをかじっているころ、もそもそと起き出して、キッチンに向かう。

ケトルのお湯は一度沸いて温まっている。もう一度火にかけて、沸騰させている間に、マグカップを棚から取り出し、ドリップコーヒーの封を切り、セットする。コーヒーの粉の上に、スティック一本分の砂糖をのせる。邪道だな、と思いながら。

無造作にお湯を注ぎ、カップからフィルターを外したら、冷蔵庫から取り出した紙パックから牛乳を適当に注ぐ。

はい。と、テーブルにカフェラテのカップを置くと、キミはとても嬉しそうにする。

忙しくて入れられなかった日は、今日はカフェラテ飲めなかったって、出かける前にちょっとだけ残念そうに言うから、明日も入れてあげたいと思う。

私がキミにしてあげていることはそれくらいだけど。

それでキミが嬉しいのなら、おやすいごようさって思う。

お願いされた訳でも、誓った訳でもないけれど、キミのために使う朝の三分間と、キミがカフェラテを飲みながらPCを眺める十分間が、私たちのささやかないつもの約束。

♪ こちらもどうぞ ♪

ドン屋さんがやってきた ドン屋さんがやってきた かれこれ25年くらい前の記憶なので 少し間違っているかもしれませんが…。 北海道旭川市、私たち家族が、社宅の団地に住んでいた頃の話です。 ***** 冬の始め、まだ雪が降らない頃、小学校からの帰り道、 団...
1kgのスパゲッティー 「腹一杯食べたくて、アニキとスパゲッティーゆでたんだよ」 部室で、育ち盛りで大食いのタカハシが、私たちに言った。 「へー、偉いじゃん」 「自炊?カンシン、カンシン」 「どのくらいの量を作ったらいいか分かんなくて、一袋全部ゆでたんだよ...
お腹が空いているからお料理がおいしい... 夕食のハンバーグを焼いていたら、突然思い出したこと。 ***** 以前、高校のときの部活の先輩の新居におじゃまさせて いただいたことがある。 私の高校は札幌なのだけれど、関東に就職した年の近い 部活のOB、OGを呼び集めて、小さな同窓...
梅の魔女 梅シロップを漬けて2週間。すでにほぼ氷砂糖は溶けていて、炭酸で割って飲みはじめている。そろそろ梅の実を取り出して火を入れないと、と思う。 小鍋に梅シロップを漉しながら入れる。とろりとした薄い金色の液体。 弱火にかけながらゆっくり...
クリームソーダ ~たべものエッセイ~ ***** 外食、それは私の憧れ。 節約を重ねていた我が実家。 たまに五人で行くのはラーメン屋さん。 帰りにもらうペコちゃんのペロペロキャンディーが とびきりのごちそう。 洋食屋さん、レストランというところ...

♪ Pick up items ♪ スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です