人は、見つめている方へ、向かって行く
スキーを滑るとき、木にぶつからないようにするには
どうしたらいいか知ってるかい?
木を見ないで、進みたい方を見ていればいいんだよ。
ぶつかる、そっちに行くと危ないって思った時は、
行きたくない場所を見るのではなくて、行きたい
ところだけに目を向けるんだよ。
視線の向きに沿って、スキー板も進んでいくんだよ。
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小学生のとき、スキー場で、父が教えてくれたことを
ふと、思い出した。
身体は、視線を向けた方に、進んで行く。
人は、見つめている方へ、向かって行く。
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ああはなりたくないという他者を眺めるのではなく、
足元だけに視線を落とすのではなく、
こうありたいと思う自分の少し先を見つめていたい。
人は、見つめている方へ、向かって行くのだから。
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コメント
こんばんは[Em96]
従姉妹が中学校の遠足で高尾山へ行った時、
登山中に「あそこに足が行くと滑り落ちてしまう…」と思ったら、
本当に足が行ってしまって滑り落ちた、と話していたのを思い出しました。
落ちたくないから見ていたのに、見たから落ちてしまったんですね。
私は子供の時、父親から扇風機の前で「この中に指を入れると
怪我をするから、入れてはダメだよ」と教えられて、
確かめる為に指を突っ込んで怪我をして泣きました。
そんな事を言われなければ興味を持たなかったのに、酷いですよね。
見つめている方へ向かって行くって言うのは、その通りだと思います。
仕事でも、これは間違いやすいから、よく気をつけてね、って言われた通りに
ミスしちゃうことありますよね。気をつけてたのに涙。
扇風機、そんなこと言われたら、試したくなりますよね!
私は小学校の消火器の栓を抜いたり、非常ベルを押したりしてみたい!と
うずうず思いながら、禁止されたことはできない子供でした。
思い切ってできちゃう子はすごいなー、って思います。