やわらかなもの
ノートPCのキーボードを打っていると、しばしば、
私とPCの間に、下の子供が割り込んでくる。
ちょっと、見えないよー、じゃまー、って言いながら
彼のために少し場所をあける。
ひざの上に、ちょこんと座る。
頭が大きくて、画面が見えない。
何か作業中の時には、背中にしてって言うと、
背中の上にどーんと乗っかってごろごろしはじめる。
重い。
ぐにゃぐにゃ動いたり、ひじを立てたりするののは、
やめてほしい。痛いから。
まあでも、ひざや背中にのっかった、
ぬくぬくでぷくぷくの柔らかな存在を感じるのは、
ちょっと幸せなことだったりもするのだ。
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