音と紅茶の時間TOP
2016年06月11日

やわらかなやさしさとしあわせとふあん

転職して半年になるんだけど、大丈夫かな私、って不安になるの。そんなに忙しくないし、周りの人達は優しいし、失敗しても、指摘はされるけど怒られたりしないのね。

あ、わかる、何事もないのに心配になってくるんだよね。

私、ちゃんと役に立てているのかなぁ?って思う。任された仕事はしっかりやっているつもりなんだけど。

大丈夫なんじゃない?冷たくされているわけじゃないんだよね。

そうなんだよね。皆、穏やかで優しいの。

長い間、虐げられたり、得意じゃない環境にいると、自分がきちんと働けている環境にいられるようになっても、できていないような気がして不安になるんだよね。

あ、そうなのかも。

ふと、この居場所がなくなっちゃったらどうしようとか、ここに必要ない人間だって思われたらどうしようって考えちゃったりするんだよね。私も。

失うのが怖いのかな。うっすらとした不安。

仕事がなくなっちゃうことはあるしねぇ。組織変更とか。でも、失っちゃったら、また探すしかないよね。自分がお役に立てそうな居心地のいい場所を。

そうだよね。でも、せっかくだから、長く働けるといいよねぇ。

本当にね。せっかく巡り会えたんだから。

posted by かこ at 20:24 | Comment(0) | つぶやき
2016年05月26日

つつじ〜ツヅキサキギ(続き咲き木)〜躑躅

つつじがね、ずっと咲いているの。と、彼女がつぶやいた。桜がつぼみをつける前から咲き始めて、白に赤紫に薄桃色に赤に色とりどりに咲き乱れて。桜が散っても、何も気にしていないように、花をびっしり咲かせて。チューリップが咲き終わっても、春人参の出荷が終わっても、春薔薇が咲いても、まだまだ花がたくさんついているの。しかもね、つつじは咲きながらしおれたり枯れたりしないから、いつまでも葉の上には綺麗な花しか咲いていないの。枯れる前に花を落としてしまうのね。ずっと咲き続けているし、花が終わったかと思うと違う場所で違う色の花が咲き始めるのね。花が咲くのって生存戦略でしょう。あれだけたくさんの花をずーっと咲かせていて、どれだけ子孫を増やすつもりなんだろうって思うのね。樹齢が1000年近い木もあるんですって。もう紫陽花も咲き始めているのに、まだまだびっしりと勢いよく咲いているの。つつじはね、一年中、緑の葉をつけているのよ。もし、つつじが突然変異して、一年中、いつまでもいつまでも綺麗な花が咲き続けるようになって、増殖して、どこの道もつつじの花でいっぱいに埋まるようになったら、私、気が狂ってしまうかもしれない。彼女はふぅ、と、ため息をついて、窓の外の赤紫のつつじから目をそらし、氷が小さくなったアイスティーを飲み干した。

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2016年01月29日

クリエイター or パクリエイター ?

人は模倣から始める。

素敵な言葉を紡ぎたいと思う人は、きっと心に響く言葉を読んで、自分でもそんな文章を作りたいと願ったのだろうし、素敵な写真を撮りたいと思う人は、きっと写真を見て心を打たれたことがある人なのだろう。

歌いたい、楽器を弾きたい、踊りたい、絵を描きたい、アクセサリーを作りたいetc、いろいろな表現の方法はあるけれど、何かを作りたいと思う人は、過去に誰かが作ったものを受け取り、憧れ、自分もその表現方法を使って、自分を表現してみたいと感じたことがあるんだと思う。きっと。



何かを表現する人が多くの人に囲まれていたり、賞賛されていたりお金を得ている部分だけを見て、羨ましくて、ものを作りはじめる人もいる。

表現したい自分が無いから、周囲の人からの評価が得られないと、簡単に挫折する。憧れの作品のコピーに安易に逃げてしまう。

不幸にも、模倣品の方が自分で考え作った稚拙な作品より評価が高かったりする。



表現とは自分と向き合い、それを形にすること。

自分自身の一部を形にして表に出した作品が、無反応であったり、批判されたりすれば、傷つくだろう。

それよりも何よりも、自分の表現の薄っぺらさに落ち込むのだ。ありがちな、どこでも見かけるような、つまらない作品だと。

自分の作品が過去に感銘を受けた作品を模倣した、ただの劣化版なのではないかという恐れをどこかで抱え続ける。

超えられないという迷い、超えたいという願い、自分が納得いく表現ができたと思う瞬間、その表現が誰かに受け入れられたときの嬉しさ、そういう揺らぎがその人の作品を魅力的にするのだと私は思っている。



パクリエイターがダサいと思うのは、その恐れと向き合っていないから。

誰かの言葉を借りて語り賞賛されれば、自分が褒められ、受け入れられたと勘違いすることができる。評価が悪かったり否定されれば、自分の言葉ではないから、と、心の中で言い訳できる。

表現と向き合っていないから、怖くない。それが単なる模倣であるのか、その先にある自分自身の表現なのか、悩む必要が無い。

揺れが無いから、魅力が無い。



表現と向き合いながら何かを作ることは、喜びも大きいけれど苦しいことであり、誰にでもできることではない。

だからこそ、私達凡人は、作家、クリエイターと呼ばれる人達に憧れるのだ。

パクリエイターが模倣を越えようと努力せずに自分だけで満足している分にはいいのだけれど、その人がクリエイターを自称しているのを見ると、やっぱりざわざわしてしまう。

模倣やコピーに甘んじて諦めて、自分と向き合わない人間が、「つくる人」を名乗るなよ、と思う。



でも、自分で表現してみるのって、楽しい。まだまだだな、とか、なかなかいいじゃん、とか、ぶつぶつ悩んだり、苦笑いしたり、喜んだりしながら、何かを作ってみるのってとても面白い。

最初は真似でいいんだと思う。でも薄っぺらいコピーを越えた先にある自分のオリジナルを探す努力をやめてしまったらつまらない、って思う。

だから私は今日も表現する。「つくる人」でありたいと願いながら。

自分が自分でいられるように。

posted by かこ at 14:19 | Comment(0) | つぶやき
2016年01月03日

【ネタバレ】2016年冬ルピシア・LUPICIA「お茶の福袋」梅13ノンフレーバード

年末に予約したルピシアのお茶の福袋を受け取ってきたので、中身を公開します♪

ノンフレーバードの10個入ティーバッグのセット、梅(13)です。3,240円で
6,480円相当の紅茶が入っているというもの。

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ルピシアのノンフレーバードは当たり外れ無く堅実においしいのが嬉しい。2015冬、2015夏、2016冬と三回続けて購入して、入っているものの傾向も安定しているので、ドキドキせずに安心して買えます。過去三回分の中身の比較は後半で。

私が購入した福袋、2016年の梅13には前回、前々回と同じく、9種類のティーバッグが入っていました。

LUPICIA2.jpg

ティーバッグ 10個入パック 9種類(計 6,680円相当)
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ダージリン・ザ・セカンドフラッシュ 840円
ダージリン・オレンジペコ・ブロークン 720円
アッサム・カルカッタオークション 840円
ユニオンジャック 720円
グッドモーニング 720円
アフタヌーンティー 730円
テ・オ・レ 670円 
スリランカ 720円
ベルエポック 720円
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前年と比較して、それぞれの価格を見ていると、同じブレンドでも年により価格が変わっていて、茶葉の値段がそのときどきで反映されているのだなぁ、と感じたりします。

さて、お茶の福袋(ノンフレーバード・梅・ティーバッグ10袋入)の続けて三回分の比較表を作ってみました。あくまで私が購入した分、ということでご了承ください。

lupicia_div2.jpg

(ノンフレーバード梅福袋の中身比較 by cocorodesign.net)

ダージリン系が2,3種類。アッサムは冬のみ。グッドモーニング、ユニオンジャック、ニルギリ・ブロークンは2回ずつ入っていました。3回とも入っていたのは、アフタヌーンティー、テ・オ・レ、スリランカ、ベルエポックです。

2016夏もお茶の福袋が販売されたら、また予約すると思います。次回も同じような感じになるかは分かりませんが、楽しみです♪


【ネタバレ】2015年LUPICIA「お茶の福袋」梅11ノンフレーバードの中身公開!

【ネタバレ】2015年夏LUPICIA「お茶の福袋」11ノンフレーバードが届きました♪

世界の紅茶・緑茶専門店 ルピシア - LUPICIA Fresh Tea

ブック オブ ティー ・ ザ ミュージアム(2016年3月7日発売・先行予約中)

posted by かこ at 12:02 | Comment(0) | 紅茶の話
2015年12月03日

傷が治りゆく痛み

親知らずを抜いた。麻酔をして、大きい歯だったけれど、素直にまっすぐ抜けて出血はあまりなかった。

化膿止めと痛み止めが処方された。


 今は出血が止まっているけど、どうなってるのかなって舌で触ったりすると、傷が開くから気をつけてね。

 二時間経ったら、麻酔が切れるから、その前に一度、痛み止めを飲んでおくといいよ。引っ掻いたり、引っ張ったりして、傷ついたところが痛むはずだから。

 それから、二・三日経った頃に、また痛くなるから痛み止めを飲むといいよ。傷が治ろうとするときにどうしても痛みがでるんだ。これは仕方ないことだからね。


・・・傷が治ろうとするときには痛くなる・・・心の傷も一緒だ、って思った。

傷ついてるときには、驚きのあまり呆然としてしまったり、悲しみより先に怒りがわいてきて、痛みが麻痺して気づくのが遅れたりする。

怒りは心の防御反応だ。

しばらくして少し落ち着くと、傷が思いのほか深かったり大きかったりするのに気がつく。無防備に触れると、傷口がぱっくり割れ開いて、どろりと感情が流れ出てきたりする。

それでも日が経つと、だんだんと傷口が塞がっていく。ときどき痛みを吐き出しながら。


そう、傷が治りゆくときに心が痛みを感じるのは当然のこと。回復していくために必要な痛みなのだ。

いつしか傷が塞がり、そこに傷などなかったように思えるようになる。それでも消えない傷跡が薄く残ったり、なぜだか時々ふいに痛み出したりする。


そんなことを考える。歯肉で埋まりつつある穴の柔らかな感触をそっと舌で確かめながら。

posted by かこ at 21:12 | Comment(2) | つぶやき