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2013年04月20日

ハーゲンダッツショップが日本撤退

昨年末、2012年12月31日、うちの最寄りの
ハーゲンダッツショップ、津田沼店が閉店しました。

明後日、津田沼のハーゲンダッツが閉店します

その後も、各地のハーゲンダッツショップが
閉店しているという話を聞いていたのですが、
とうとう、今、日本で営業しているのは、
ダイエーショッパーズプラザ新浦安にある
新浦安店のみになってしまいました。

そして、ショップリストページには、

”新浦安店 2013年4月25日(木)をもって閉店いたします。”

とひっそりと書いてあります。

新浦安店の閉店を持って、日本から完全に
ハーゲンダッツショップが無くなってしまうんですね。

売れ筋の販売経路に力を入れていくのは仕方がないと言え、
ファンの一人としては、淋しいなぁ、って思います。

新浦安店では、私は、2、3回食べた覚えがあります。

*****

私の記憶では、最初にハーゲンダッツショップで
アイスを食べたのは、セーラー服を着ていた女子高生時代。

札幌駅にあるPASEOの地下にハーゲンダッツが
できたんですよ。

サーティーワンとは、比較にならない値段。
おそれおののきながら、何回かのぞき、
お小遣いを握りしめ、意を決して食べに行きました。

ワッフルコーンがおいしかったんですよね。

ホントは大きく焼いてあるのが食べたかったんですけど、
プラス料金を出せずに、普通のコーン。

それでも、31と全く違う固い食感のワッフルコーンを
噛みしめながら食べました。

高級感のあるハーゲンダッツと違って、
サーティーワンはサーティーワンで、さっぱりしていて
好きなんですけどね。

*****

そんな私も、大人になったら、31でもハーゲンダッツでも、
すっかりカップで頼むようになってしまいました。

喉が渇くし、アイスクリームの味をしっかり味わうには、
コーンが邪魔な気がして。

私が、ハーゲンダッツで一番好きなフレーバーは、
マカデミアナッツです。

31だと、私が中学生のときに食べた
パイナップルココナッツの味が、
いまだに忘れられなかったりします。

アイスクリーム屋さんで、アイスを食べる。

それは、私にとっては、大切なお小遣いを握りしめて、
意を決して行う、ちょっとしたスペシャルイベントで。

トッピングを載せるか載せないかは、ものすごく
重要な決断で。

今は、いろんなコンビニでハーゲンダッツが
買えるようになっちゃったけど。

そこには何やら、キラキラの記憶の欠片が
埋まっていたりするのです。

悲しい気持ちのとき、疲れたとき、
何回も元気をくれた、ハーゲンダッツショップに
ありがとう、と、お疲れさまを伝えたいと思います。

・・・大好きだったよ。

posted by かこ at 15:44 | Comment(3) | おいしい記憶
2012年12月29日

明後日、津田沼のハーゲンダッツが閉店します



ハーゲンダッツ パイント&ミニカップ〜さとうオンラインショップ

*****

JR津田沼駅前にあるハーゲンダッツとは、
津田沼に引っ越してきて以来、もう7年以上のお付き合いになります。

明後日、2012年12月31日、閉店するそうです。

ここのハーゲンダッツは、まめに通っていたわけではないのですが、
仕事や育児で、ちょっと心が弱って、元気出さなきゃ、
とほほ、とか、へとへと、とかいう時に、
ちょっと立ち寄りたくなるお店でした。

ゴキゲンな時には、行ったことなかったなぁ。

好立地なのに、いつ行っても空いていて、
(だから閉店なんだと思うんだけど)
店員さんも、にこやかで感じが良くて、
クリスマス時期なんか、ライトがピカピカできれいで、
なんだか居心地がよかったんですよね。

私にしては、少し贅沢なアイスを食べて、
10分位ぼーっとして、よしっ、気分を変えておうちに帰ろう、
そんなお店だったんです。

たまには、上の BOOKS 昭和堂で買った本を
家に帰る前に読みたくなって、寄ることもありました。

*****

今、閉店前に、ダブルの値段(500円)で3フレーバー、
っていうキャンペーンをやっていて、
食べる時間がなかったので、持ち帰りにしてもらったんです。

思い切って、
「このお店、大好きだったんです。お世話になりました」
って言ってみたら、
なんだか目がうるっとして、鼻がツーンとなってしまって。

店員さんも、顔を赤くして
「ありがとうございます。またお越しくださいませっ」って。

*****

帰りの新京成線の電車で、ハーゲンダッツで
ぼーっとしてた時のこと思い出してたら、
いきなり、ぽろぽろっと涙がこぼれて、困ってしまいました。

いつも通ってたわけじゃないけど
ふと思い出して行きたくなるお店でした。

今まで、つらい気持ちだったとき、何度も助けてもらいました。
本当にありがとうございました。

お世話になりました。

ハーゲンダッツショップが日本撤退

posted by かこ at 22:04 | Comment(0) | おいしい記憶
2012年12月13日

栗ごはん

〜たべものエッセイ〜



*****

栗は買ったり頂いたりしたら、すぐに加熱調理しないと、
あっというまに中で虫が大きく育ち、虫食いだらけになってしまう。

今日は、栗ごはん、という日は、母は真剣だった。

茶色のつやつやのたくさんの栗を前に
ばんそうこうを両手の全ての指に、二重に巻く。
指を切るのを予防するのだ。

栗を左手に、右手に包丁を持ち、力を入れて皮を剥いていく。
時間がかかるので、私は本を読んだり、
きせかえで遊びながら、ときどき母の様子をうかがう。

時折、虫が出現して、母がぎゃーっと叫ぶ。
栗を剥いている時間は、特別。

母と栗にいる虫には近づかない、そう心に決めていた。

剥きあがった栗は、薄い黄色で、ところどころ茶色。

ほっとした顔の母は、お米を研ぎ、出汁と醤油とお酒と塩にひたす。

炊飯器で炊きあがったご飯は、ほくほくで、香ばしいいい匂いで
栗の数を数えて、お茶碗にもられた。

ご飯はおかわりできるけれど、栗には制限がある。
栗ごはんは、特別な料理だった。

*****

私は、包丁で栗の皮を剥くのが怖くて、自分で栗ごはんを
調理したことがない。

栗ごはんセットをお米に加えるだけで炊いてしまう。

でも、味が違うんだよな。
栗の皮むき器を買えば、私でも作れるかな。

そう思いながら、栗の中の虫に会うのが怖くて
いまだに、生の栗を買うことができずにいるのだ。

タグ:
posted by かこ at 01:46 | Comment(2) | おいしい記憶

のり入りたまご焼き

〜たべものエッセイ〜



*****

母が作ってくれるたまごやきは、砂糖入りで甘かった。

幼稚園のお弁当は、いつも残さずぴかぴかに食べていた。
そんな記憶がある。

ある日、お弁当に入っていたたまごやきは
ぐるぐる黒いうずまき模様があって、私はわくわくしながら口にした。

が、びっくりして、飲み込めないほどの味の衝撃。
なんとも表現できない違和感。

結局、私は食べられずに残して持ち帰った。

小さな私は、幼稚園から帰って、おいしくなくてびっくりしたことを
母に何度も訴えた気がする。

母も、たまには、おしゃれなおかずを作ってみたかったんだろう。
苦笑いしながら、ごめんごめんと、あやまっていた。

それ入り、我が家のたまごやきに、のりが渦巻くことはなかった。

私は思い出すたびに、ぐるぐるのたまごやきはおいしくなかったと
話を蒸し返した。今思えば、悪いことをしたと思う。

たぶん、甘くない、塩味の出し巻卵なら
おいしかったんじゃないかなぁ、と、今、思ってみていたりする。

タグ:たまごやき
posted by かこ at 01:42 | Comment(0) | おいしい記憶

クリームソーダ

〜たべものエッセイ〜



*****

外食、それは私の憧れ。

節約を重ねていた我が実家。
たまに五人で行くのはラーメン屋さん。
帰りにもらうペコちゃんのペロペロキャンディーが
とびきりのごちそう。

洋食屋さん、レストランというところになんか、
行くチャンスはまったくなかった。

それでも何かの機会に家族で行ったレストラン。
そのとき、キラキラとしたメニューのなかで
私の目を引いたのは、メロンソーダのクリームソーダ。

緑色の炭酸に丸くて白いバニラアイス。
赤いチェリーに、まがったストロー。

値段を見て、ため息をつく。
ごはんと一緒に頼んだら、千円を超えてしまう。
こんなの、とても親には頼めない。
ジュースでさえ、むり。水でガマン。

*****

高校を卒業して、じぶんの稼いだバイト代で
食べた、駅ビルのクリームソーダ。

400円以上したと思う。
たぶん、クリームソーダの値段の高さは、器代なのだ。

しゅわしゅわと上に昇る炭酸の泡を見つめながら
ゆっくりゆっくりアイスをつつく。

アイスにくっついて、ジュースが凍って
少しカリカリとしている部分を、
長いスプーンで、そーっと削って口に運ぶ。

ジュースをストローで少しずつ、飲む。
あっけなく、食べ終わってしまった。

*****

今でも私は、クリームソーダは、メロンソーダに
アイスクリームをのせたものがいいと思う。

ソフトクリームでは、あのカリカリができないから。

私の子供は、外食の時には、
100円のジュースやアイスを頼んだりは
平気でするけれど、なかなかクリームソーダにまでは手が出せない。

私の憧れの外食、贅沢の象徴。
それが、アイスののったクリームソーダなのだ。

posted by かこ at 01:39 | Comment(0) | おいしい記憶